世界中の家庭でカーペットやラグが愛用されているにもかかわらず、お手入れや掃除の仕方に自信のある人は少ないようです。目に見えるホコリや汚れの蓄積を防ぐための定期的な掃除や、カーペットやラグに入り込んだ細かいホコリや汚れを取り除くのは厄介です。
カーペットのクリーニング方法や汚れの落とし方について、ダイソンのスタッフがコツをアドバイスします。
カーペットの掃除
ゆっくり掃除機をかける
ゆっくり掃除機をかけることで、気流と回転ブラシがカーペットの繊維の間のホコリや汚れを「撹拌」し、しっかり吸い込ませます。また、カーペットの毛足の奥に隠れている、目に見えないハウスダストを捕集できる可能性も高くなります。
やりすぎない程度に同じ場所を繰り返し掃除する
実験室での研究によれば、カーペットをきれいにするには、掃除機の通過回数を増やせば増やすほど効果的ですが、2、3回以上ではわずかな効果しか見られませんでした。
適切なツールを使用する
掃除の最中にツールを交換するのは面倒ですが、目に見えるホコリと見えないホコリを取り除くのに役立ちます。カーペットの縁の手の届きにくいところは隙間ノズルで、毛足の太いラグはミニモーターヘッドでホコリを取り除きます。
見えないところも忘れずに
ソファのクッションや家具の下、カーテンの隙間などにはホコリが溜まりやすく、何百万匹ものダニやそのフンが潜んでいる可能性があります。一旦空中に舞い上がると、容易に吸い込んでしまいます。アレルギーの引き金になることもあるので、こまめな掃除を怠らないようにしましょう。
ミニモーターヘッドは布張りの家具の隅などに最適で、ソフトブラシやコンビネーションツールはカーテンや本棚のホコリを優しく取り除きます。
カーペットの汚れを取り除く方法
日常的な掃除だけでなく、カーペットに特別な注意を払うことが必要な時もあります。汚れはさまざまな化学物質や化学成分からなるため、汚れの落とし方にはさまざまな方法があります。しかし、どのタイプの洗剤が最適かを理解するのは難しく、化学物質であるため危険な場合もあります。
乾燥した汚れを掃除機で吸い取る
コーヒーの粉やスパイスなどは水拭きしないでください。水を使うと汚れが広がり、落ちないシミとなってしまうこともあります。カーペットの表面に乾いた汚れや食べこぼしがある場合は、まず掃除機をかけてみてください。水分を吸い込んでしまうと掃除機の性能に悪影響を及ぼします。
石鹸と水で丁寧に
カーペットのシミに強力なシミ抜き剤を使うと、カーペットの染料まで落としてしまう危険性があります。まず、ぬるま湯と石けんでシミを丁寧に拭き取りましょう。油脂やバターなどの油汚れを分解または乳化させる働きがあり、カーペットを傷めることはありません。ただし、デリケートなじゅうたんの場合は、石けんでの洗浄に適さないものもあるので注意が必要です。
酵素を試す
血液、草、チョコレートのようなタンパク質、デンプンなどが原因のシミには、酵素洗剤が有効です。酵素は、大きな分子をより小さく、より溶けやすい分子に分解します。ぬるま湯と酵素洗剤を使い、シミが溶けるまでやさしくふき取ります。
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