ダイソンの空気清浄機を初めてお使いになる方も、もう何年もお使いになっている方も、ご自宅の空気をきれいに保つ重要性をご存じだと思います。
室内の空気質に影響を及ぼす、空気汚染の原因となるものには以下があります。
ただし、これだけではありません。
室内空気汚染の原因
花粉
ハウスダスト（皮膚片、ペットのフケ、虫のフンなど）
カビ
バクテリア
カーペットと家具
洗浄剤
芳香剤
パーソナルケア製品
ラドン
ホルムアルデヒド
ガスコンロ
ホコリの粒子、花粉、VOC(揮発性有機化合物)からご自宅を守り、快適な環境づくりに役立つヒントを、ダイソンの科学者やリサーチエンジニアの協力を得てまとめました。
1 部屋の空気をきれいにする
家の中にはすでに空気汚染の原因があるかもしれません。徹底的な掃除から始めましょう。
部屋の空気をきれいにするための最良の方法は大掃除です。カーペットやフローリングに掃除機をかけ、可能であれば水拭きし、手の届く範囲のホコリを払うなど、基本的な掃除から始めます。
見落とされがちですが、マットレス、寝具、ソファ、カーテンや布張りの装飾品などにはホコリが溜まっているかもしれません。洗濯可能なものは洗濯し、大きくて動かせないものには掃除機をかけます。ミニモーターヘッドは、ソファのクッションやマットレス、枕などの掃除に最適です。
家具の下や裏にもホコリがたまりやすいので忘れずに。時間があるなら、棚から収納品や装飾品を取り出し、きれいにしておくと良いでしょう。
2 屋外から汚染物質を取り込まない
室内の空気汚染物質の多くは屋外に発生源があり、花粉やカビの胞子なども含まれます。それらを室内に持ち込まないことが一番です。
ドアや窓をしっかり密閉しておけば、屋外の汚染物質と室内とを遮断するだけでなく、温度や湿度の調節にも役立ちます。窓枠やドア枠のひび割れや隙間を塞ぐシーリング材はホームセンターで購入できます。
屋外の汚染物質は衣服や靴に付着し室内に持ち込まれます。部屋に入る前に、上着を置ける場所をつくったり、玄関に玄関マット、コートハンガー、アクセサリー置き場などを設けたりするとよいでしょう。
3 室内の湿度をモニターする
カビやバクテリアは暖かく、暗く、湿気のある環境を好みます。このような環境をつくってしまうと、ご自宅がカビやバクテリアに占拠されてしまいます。
新しい家を建てるなら、設計や建設の段階で適切な湿度や温度管理の方法を考えられますが、すでにお住まいの環境のカビやバクテリアの繁殖を抑え、改善する方法はたくさんあります。
先に述べたように、ドアや窓を密閉することは、一般的な汚染物質を防ぐだけでなく、お好みの温度と湿度を維持するのにも役立ちます。バスルーム、キッチン、地下室など、水気のある空間は換気が必要ですが、一般的には適切に密閉された生活空間が理想的です。
加湿器や除湿器を活用し、お住まいの地域の気候やお好みに応じて、室内の湿度を30-50％(60％以下)に保ちましょう。湿度が高すぎると室内の空気汚染の原因となりますが、低すぎると肌が乾燥し、鼻やのどをいため、呼吸器系の問題を引き起こすことさえあります。
気温が高くなると、カビやバクテリアの繁殖が加速することも覚えておきましょう。
4 ナチュラルな代替品に切り替える
家庭用洗剤やパーソナルケア製品には、有害な化学物質が含まれていることがあり、使用後も空気中に有害物質を放出し続けることがあります。
特に、ろうそく、お香、香水、芳香剤などの芳香性化合物がそうです。可燃物は、一酸化炭素やその他の揮発性有機化合物を排出します。
たとえ、空気中に粒子を放出しないように見える洗剤やセルフケア製品であっても、室内の空気質に影響を及ぼすことがあります。香りのついた製品は、揮発性有機化合物を多く含み、それを放出しています。
「ナチュラル」と銘打って販売される製品は増えていますが、このようなマーケティング用語は主観的で、メーカーにとってはナチュラルでも、あなたにとっては有害かもしれないことを忘れてはなりません。できるだけ、ごく普通の水とごく普通の石鹸を使用するようにしましょう。
5 新鮮な空気を取り入れる
室内の空気質を管理し、室内空気汚染源を減らす方法について説明してきましたが、最も簡単な解決策は窓を開けることです。
新鮮な空気を取り込み、汚染物質を除去し、家全体にきれいな空気を循環させるのに役立ちます。換気扇を使用して浴室やキッチンを換気するのも良いでしょう。
その他
ご家庭で空気清浄機の性能を最適に保つためのヒントは、「空気清浄機の性能を最大限に活かす」の記事をご覧ください。
また、あなたのご自宅の空気質の改善方法を、コミュニティのホームページの「ヒントとコツ」セクションにぜひ投稿してみてください。