「ジェームズ ダイソン アワード2023」 法政大学・日本大学チームが国内最優秀賞に輝く | dyson-jp
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ダイソンでは、次世代のエンジニアやデザイナーの支援・育成を目的とした、国際エンジニアリングアワード「ジェームズ ダイソン アワード」を2005年から開催しています。

テーマは一貫して「問題を解決するアイデア」。今年は、世界30か国より1,900以上の応募がありました。

 

この度、国内最優秀賞が決定し、法政大学 田中 郁也氏、日本大学 成嶋 セルジオ 正章氏による

視覚障害のある人が安心して横断歩道を渡るための歩行者用信号認識プロダクト「AISIG」

受賞しました。

 

 

この作品は、全国で20万基ある信号機のうち音響信号機が約2万基と、非常に少ない現状に問題意識をもったことをきっかけに開発。

AIによる画像認識で、リアルタイムに歩行者用信号機の色を判断し、利用者に伝えることで、

視覚障害のある人が安心して横断歩道を渡れるよう手助けをするプロダクトです。

 

 

青の時は短い振動、赤の時は長い振動といった振動パターンの違いで、判定結果を利用者に伝達。

また、AISIGは白杖に装着するため、利用者は普段と同じ動作で使用ができます。

 

今回の受賞を受けて田中氏は、

「受賞の知らせを聞き、驚きと嬉しい気持ちでいっぱいでした。この受賞が、日本だけではなく世界に人々にも認知されるきっかけになればと思っています。今回の結果は皆さまからの期待と受け取り、AISIGの実用化に向けて今後も開発に取り組んでいきます」とコメントされました。

 

なお、本受賞作品には賞金5,000ポンド(約80万円¹)が贈られます。

 

また、国内準優秀賞は、下記の2作品が受賞しました。


洋上風力発電のブレード点検作業を行うロープ自走式昇降機(東北大学)
動力でロープ上を昇降する自走式昇降機により、洋上風力発電のブレード(翼部)点検作業を行う機械

 

carari(京都工芸繊維大学大学院)
自閉症スペクトラム障害の人に向けた集中のコントロールをサポートするツール

 

この後、上記3作品を含む各国作品群は国際第2次審査に進みます。

 

さらに、その中からTOP20作品が選ばれ、ダイソン創業者 兼 チーフエンジニアのジェームズ ダイソンによる国際最終審査に進みます。

選考結果はTOP20を10月18日に、最終結果を11月15日に発表予定。

国際最優秀賞受賞者には、賞金30,000ポンド(約477万円¹)、国際準優秀賞には5,000ポンド(約80万円¹)が贈られます。

 

¹ 参考金額 1ポンド=159円 発表時の為替相場に応じて換算

 

ダイソン公式サイト「News room」では、より詳しく受賞作品をご紹介しています。あわせてご覧ください。

 

 

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